用語辞典

研修用語の意味「アクションラーニング」

アクションラーニングとは、与えられた課題の解決に向け、グループで課題解決策の立案や解決策の実行を行う人事研修プログラムです。個人ワークではなくグループで課題に対峙するというのが特徴です。 個人ワークの場合は、解決策の立案や実行は全て個人の意思で進められるため、成果は個人の能力を反映する形となって現れますが、グループワークの場合は第三者と協力しながら進めなければなりません。 このグループワークの過程においては、グループ内で意見が分かれることも多く、個人の意向が必ずしも100パーセント反映されるとは限りません。そのため、グループメンバーはお互いに譲歩し合いながら、互いに納得のできる形で一つの答えを導かなければなりません。その過程において求められるスキルは、個人ワークで求められるスキルとは全くの別物なのです。 アクションラーニング研修の狙いはまさにそこにあり、研修の過程で受講者が組織の中で意見をまとめていく能力や、メンバー間の協調関係を形成する対人折衝能力の養成を目的としています。いかに優れた能力を持つ人の意見でも、グループメンバーを説得できなければ物事は進みません。そのジレンマをどのように受け入れ、調整していくかが問われるのです。 ビジネスの世界では多くの人達と関係を持ちながら仕事を進める必要があります。内外部の人間と関係を持たずに進められるビジネスは皆無といっても過言ではないでしょう。そのため、他者と良好な関係を築きながら物事を進めていくというヒューマンスキルは、ビジネスマンには必要不可欠な能力なのです。 こうしたスキルは一朝一夕で養えるものではありませんが、アクションラーニングはスキルを学ぶきっかけにはなります。そのため、人事研修プログラムに取り入れる企業は増加傾向にあり、中にはアクションラーニングにおける成果をもとに人事評価を決定するという企業も出てきているほど、重要視されているのです。