研修受講の体験談

実際に受講された方より、体験談をお寄せいただきました。

「専門バカ」を貫くには俯瞰的な視点が不可欠..と気付かせてくれた専門社員研修

化学研究職として勤務の男性 36歳 k.Hさん

研究者

商品開発に携わる専門社員として、地道に研究を続けて12年。上司や営業からつけられた通称は「専門バカ」です。
私は学生時代に学んだ分野を生かして現在の職を得ました。 それから最初に配属された開発チームで主任になり、現在に至っています。 上司や部下とも必要な連携は怠らないので、チーム内の状況は悪くありません。 しかし、他部署に関しては多少の引っ掛かりがありました。

開発に際しては綿密なスケジュールを立てるもの。 私達はそのスケジュールに従って、日々地道な作業を行っているのです。しかし、専門分野に造詣のない部署から何かしらの調整依頼が頻繁にあり、その度に製品の完成が遠ざかる状況。 打開しようと幾度か説明を試みましたが、我々の業務への無理解という壁をどうしても乗り越えられずにいました。おそらく上層部にもその話は伝わっていたのでしょう。ある日、鶴の一声で社内合同研修の日程が組まれたのです。それが、研修セレクトの専門社員研修でした。

専門社員研修の受講

営業、事務、総務の隔てなく専門社員研修を受けるとのことで、もしかしたらこれまでの無理解が解消されるのではないかという期待があったのかも知れません。 しかし、いざ研修を受けてみると、講師の先生が得意とする専門分野の話が殆どです。私が普段他部署とのやり取りで困っている内容ばかり。これでは他の社員には分からないのではないかと思い周囲を見回してみると、目に入る営業・事務・総務職員はなぜか頷いて理解を示している模様。 中には、熱心にメモを取りながら講師の声に耳を傾ける営業社員も。 普段私の説明を聞く時の不得要領な姿とは大違いです。
講師と私の説明がどう違うのか。研修を受けながら必死に考えました。 研修の終わりに質問受け付けの時間が持たれ、講師の先生が次々と質問に応じていくのを見ていて、気付いたことがあります。 それは、講師の先生が幅広い部署の業務に精通しているという事。 私のように自分の専門領域から見た情報を突きつけるのではなく、質問を投げかけた側の立場に立って答える事が出来る。 だからこそ、どんなに専門的な内容でも聞き手が理解しやすいのかもしれない。そう思いました。

あれから、私は他部署の仕事をよく観察し、幅広い視点で「連携」を考える様にしています。 もちろん最優先させるのは自分の専門業務です。 相変わらず「専門バカ」と一部では呼ばれていて、上司から話しかけられるのは基本的に専門分野の質問ばかり。最近はさらに他部署からも様々な質問が来るようになり、以前より少し忙しくなったような気も。 以前からは考えられないほど交友関係も広がり、休憩時間や昼食の時間を削って話し込む事も少なくありません。

よく「疲れないのか」と聞かれますが、自分が相手を理解すれば相手も自分を理解する。 この過程が今は楽しくてならないのです。 「専門バカ」を効率よく貫くには他部署の協力が不可欠であり、協力を求めるならば双方向の理解が必要だという事を思い出させていただきました、

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